amareloのブログ(仮)

IT系勉強会で感じた想いや知見をメインに書いていきます。

「AWS CloudShell おもしろ選手権」に登壇しました!

12/29(火)に「AWS CloudShell おもしろ選手権」に登壇しました。ふりかえりブログを書こうと思います。

目次

イベントページ

connpass.com

アーカイブ動画

公開されていますので、見逃した方はどうぞ!!

www.youtube.com

登壇経緯(実話)

終わった今だから書けますが、正直に書きます。実は・・・「AWS CloudShell おもしろ選手権」には、一般参加者として参加するつもりでした。が、

登壇者として登録していたことに前日の夜まで気づきませんでした!!!

気づいた瞬間、時が止まりました。登壇者には有名な方々や強そうな方々が名を連ねており、 技術ネタで登壇したことがない私にとっては、場違い感しか感じませんでした。何よりも、

AWS ChoudShellなんもわからん!!」

状態でした。もう逃げ出そうかと思いました…

時が動き出してから心を落ち着けて、

  • 逃げることを考える前にまずはとにかくCloudShellを使ってみよう!話はそれからだ!!
  • どんな小さなネタでも逃げずに登壇することで自分にプラスになる(はず)!

と思い、CloudShellを使ってみました。 使ってみたら、登壇やれそうだ!と手ごたえを感じたため、前日の夜と当日の午前中いっぱい使って登壇ストーリーと資料を一気に仕上げました。

登壇資料

約1日で仕上げた資料です。

speakerdeck.com

登壇を終わって

急造かつ付け焼き刃な感じでしたが、LTそのものは大幅な時間超過せず(5分少し超えたくらい)に終わることができました。

主催者の ポジティブな Tori(@toricls)さんからは、「lolcat」のことを教えていただいたりと、さらに試してみたいことも増えました!

※lolcatインストールして、「No Coffee No Life」をレインボーにしてみましたw

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登壇終了後にTwitterで公開した資料にはたくさんいいねをいただけて、共感してくれる人が意外にも多くて嬉しかったです。 また、運用設計ラボ・JAWS-UG CLI専門支部波田野さん(@tcsh)からも以下のように紹介いただけて、とにかくうれしかったです!光栄です!!

技術ネタ登壇だからといって臆することなく、「何とかして話せそうだったら登壇申し込んでネタはそれから考える」。この気持ちで臨むことが大事だと思いました。 また、見てくれる人は必ずいることが分かりました。自信になりました!!

また、今年の目標としていた技術ネタ登壇を実施した形となりました。後々になって気づきましたが、2020年が終わる前に達成できて良かったです。

他の登壇者の方々からの学び

私は本当にAWSLinuxも案件として使ったことがないため初心者レベルです。 他の方々の登壇を聴講して勉強になりました。 特に、SAKON (@sakon310)さんの「AWS CloudShell 禁止してみた」ではハッとさせられました。

speakerdeck.com

AWS CloudShellはブラウザベースで使えて便利なのですが、本格的に使うならばセキュリティ面でも考えなければならないことが分かりました。 今回はとにかくCloudShellを使って登壇することしか考えてなくて余裕がなかったとはいえ、本来情報セキュリティ統制担当者としては、企業のセキュリティポリシーに合致しているかを一番に気にしなければならないポイントです。 いくらAWSのサービスだからといっても、過信は禁物ですね。今後AWSのサービスに関わる際には注意したいと思いました。

以下は他の方々の公開されている資料(12/31現在)です。ぐれさんのCloudShell細胞分裂の話と、渡辺さんのターミナル上でマインスイーパーを実行した話には、ただ驚くばかりでした。

CloudShell で SSM Agent を動かす so (@3socha)さん github.com

CloudShell でも開発したかった話  y-ohgi (@_y_ohgi)さん speakerdeck.com

CloudShellをIaC実行基盤として考える ハマコー (@hamako9999)さん speakerdeck.com

CloudShell内で動かしてるサービスを公開してみた しょーちゃん (@show_m001)さん

www.slideshare.net

狂気!AWS CloudShell細胞分裂! ぐれさん (@grethlen) speakerdeck.com

何はともあれ、まず最初にやることといえばこれ  KOMEDA Shinji (@komeda_shinji)さん

www.slideshare.net

AWS CloudShellでLeaf Rogueを動かす話 @furandon_pig さん furandon-pig.github.io

リモートワーク主流の世の中だからこそ古の時代に思いをはせる with AWS CloudShell 渡辺聖剛(Seigo Watanabe)さん speakerdeck.com

最後に

初めての技術ネタ登壇でしたが、学びが多くて登壇して本当に良かったと思います。 今後もチャレンジしていきたいです!

今年最後のブログになりました。読んでいただいた方には感謝です!来年もよろしくお願いいたします!!

インフラ勉強会で「ここアジャ・業務改善の問題地図読書会」を実施したふりかえり

12/26(土)にインフラ勉強会にて読書会をしました。一夜経ちましたのでふりかえりをしようと思います。

目次

インフラ勉強会とは?

インフラ勉強会について、参加方法についてはこちらをご覧ください。

wp.infra-workshop.tech

書籍について

題材にした書籍は、「カイゼンジャーニー」の著者新井剛さんと、「職場の問題地図」などの著者沢渡あまねさんの共著「ここはウォーターフォール市、アジャイル町」と 沢渡さんと元山文菜さん共著の「業務改善の問題地図」です。

ここはウォーターフォール市、アジャイル町(以下、ここアジャ)

www.shoeisha.co.jp

業務改善の問題地図

gihyo.jp

登壇イベントページ

wp.infra-workshop.tech

登壇に至った経緯

この読書会全体の企画は、みけねこさん(@katzemike1)という方が立ち上げたものです。 登壇募集を見たところ、「無力感」という言葉が両著書に共通するテーマとして存在することに気付きました。 ここで両書籍の共通テーマである「無力感」について考察した読書会をしてみようと思いました。

今自分には自分が主体になって事を起こしたい、改善したいことが沢山あるのですが、なかなか着手できすにいます。 私自身の気持ちの問題もあるのですが、何もできず無力感に苛まれる前に自分自身を戒め鼓舞したいと思ったため、「無力感」をテーマにした読書会にしようと思いました。

また、みけねこさんはインフラ勉強会だけでなく、Coffee Advent Calendarに寄稿していただいたりと、 何度もお世話になっている方なので、恩返ししたいと思ったのも登壇したキッカケの一つです。

※Coffee Advent Calendar 2020

adventar.org

登壇当日

実は、資料作成は前日までは30%位しか終わっていませんでした。公私ともに忙しかったためですが、理由にはなりません。 登壇当日は全集中で作りましたが、完成したのは登壇開始1時間前でした。その資料はこちらです。

speakerdeck.com

インフラ勉強会での登壇は9か月ぶりでしたので、準備に若干手間取りました。 上記資料も最初から公開したかったのですが、ドラフトになっていることに気付かずテンパり、公開は読書会終了後になってしまいました… 読書会自体は、何とか予定の21時に開始できました。もっと早く資料作成も準備も開始すべきだったと反省しました…

登壇が終わって

今年は登壇回数が少なかったので超緊張しました。 ペース配分は甘くなり、流暢に話すこともできませんでした。 また、1時間予定の登壇で52ページは長すぎでした。資料のボリュームをもう少し減らすか、登壇時間を長くした方がよかったかもしれません。 登壇リハーサルもできなかったのも超緊張の原因でした。 どんなに忙しくても前々日までには資料を作り、前日と当日は登壇練習としないと、本番余計に緊張するものだと再認識しました。練習あるのみですね。

資料の作り方としては、

  • まずはここアジャのストーリーを読む。
  • 解説部分と業務改善の問題地図を読む。

を繰り返しながら資料を作りました。 ここアジャのストーリーの舞台を思い浮かべながら業務改善の問題地図を読み、

  • ここアジャの舞台ではここが一番問題なんじゃあないか?
  • 書籍では描かれていないけど、実はこうだったんじゃないのか?

など、ケーススタディ的な感じで取り組めて、ストーリーの背景を想像しながら楽しく読むことができました。 同じ(または近い)ジャンルの書籍を並行して読んで比較したり、自分なりに考察する、知識の再認識をするというのも良いかもしれないと思いました。

書籍全体の感想

簡単ですが、書籍全体の感想も書こうと思います。

ここアジャの感想

ストーリーパートは、エンジニアの方ならば想像しやすそうな舞台設定でとても読みやすいと思いました。 アジャイルの原則や手法を取り入れるシーンが多いですが、決して開発者の組織改善向けといったターゲットではないと思いました。 特に、

  • 相手のキーワードに飛び込む

のは、システム導入提案時に役に立つ考え方の一つだと思います。ただ自分が導入したいからって突っ込んでいくのではなく、 作戦を立ててタイミングを見計らって提案しに行く、といった工夫も必要だと思いました。 アジャイルに興味がない方、開発者ではない方でも、組織でのふるまい方の観点から読んでみると発見があるかもしれません。 特に情シス担当者には読んでほしいなぁと思いました。

業務改善の問題地図の感想

問題地図シリーズはすべて読みやすいですが、今回も読みやすかったです!読書会で取り上げた2丁目「無力感」からの感想になりますが、

  • 意見や提案が行われないのは「この組織を信頼していない」社員のメッセージの可能性大

といったところには会社員としての自分にも身に覚えがありますし、プライベートでも身に覚えがあってドキッとしました。 所属企業や関わっているプロダクトが好きならば、衝突をしてでも改善するはず。 「問題ない」しか出てこないのは良いことではなく、自分や組織、またはプロダクトを好きではない(好かれていない)良い証拠なのだと気づき、危機感を覚えました。 自分が関係している組織を好きになってもらい、自分も好きになれるよう、強制しないように気をつけながら工夫していく必要があると思いました。 難しいですが、改善した先の世界を明確にして景色を合わせて、チームをうまく巻き込んで進められたら、忙しくても楽しいだろうと思いました。 これから管理職やチームリーダーになる人には読んでほしい書籍(他の問題地図シリーズも)だと思いました。

最後に

土曜のしかも年末の夜に集まってくれるか心配でしたが、たくさん集まっていただいて感謝です! 著者の沢渡さんも参加いただいてとても刺激になりました。 緊張したとはいえ、登壇したこと自体は楽しかったです。勉強になりました。

ホント今年はあまり勉強会登壇できなかったので、来年はもう少し拍車をかけていきます。

以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!

銅のメジャーカップ

これはCoffee Advent Calendar 2020 21日目の記事です。

先日Amazon タイムセールで買った、銅のメジャーカップについて書きます。

目次

購入したメジャーカップ

金属加工技術で有名な新潟県燕市で加工されたものです。日本の技術は素晴らしい!!柄の形がコーヒー豆に似ていることも気に入りました。

www.amazon.co.jp

メジャーカップとは?

コーヒーの豆や粉を抽出器具に準備する時にすくって入れるために使います。なくても差し支えはありません。 メジャーカップは、プラスチック製、木製、金属製など様々な素材で作られています。プラスチックのものが安価で一般的です。

なぜ銅製か?

豆をすくうだけならば、素材は関係ありません。しかし、ピカピカの銅はちょっとした贅沢感を感じさせてくれます。 アイスコーヒーを銅カップで提供するお店もありますが、グラスと銅カップ比較すると銅の方が贅沢感が増す感じがします。 ちなみに、銅は熱伝導性が高いため、アイスコーヒーの冷たさを長時間保つことができます。ゆっくりとアイスコーヒーを味わうことができます。

使ってみて

新品なのでピカピカです。柄の裏側には燕のエンブレムが! 存在感があり、見ているだけでテンションが上がりますw

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豆をすくうとこのような感じです。

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さすがに重みはありましたが、使いづらくなかったです。柄に触るだけでワクワクしますが、使い込むことを躊躇してしまいますw

最後に

コーヒーの味に直結しないところですが、銅のメジャーカップで毎日のコーヒーをより楽しくすることができます。 また、ちょっとした贅沢を感じることができますので、普段使っている道具をグレードアップしてみるのも面白いと思います。 銅のメジャーカップならば、それ程負担なくグレードアップできますのでお勧めです!

短いですが今日は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!

planioを使う理由と今後の付き合い方

この記事は Redmine Advent Calendar 2020 の 8 日目の記事です。

adventar.org

今年の1月末にPlanioを使い始めた話を書きました。そろそろ1年近く経とうとしていますので、改めて使ってみた所感と今後どう使っていくかを書こうと思います。

目次

planioを使い始めた時に書いた記事

amarelo24.hatenablog.com

なぜplanioを使っているのか?

実は、昔参画したプロジェクトでRedmineを使った進捗管理をしたことはあります。 しかし、その時はRedmineの良さが分からなかったことと、チケットを切ることで何かツッコまれたり糾弾されたらどうしよう…と、 チケット切ることへの抵抗とRedmineそのものへの恐怖心がありました。

時は過ぎ、インフラ勉強会やredmine.tokyo、redmine.osakaでRedmineの良さや業務を改善したことを語る方々のお話を聞くことで、 Redmineに対する抵抗と恐怖心が薄くなり、自分もRedmineを使いたいと思うようになりました。

とはいえ、今の職場はいまだにExcel管理が強い職場…なかなかすぐの導入は難しい。 ならば、自分のタスク管理でRedmineを使ってみてナレッジを蓄積しよう!と思いましたが、 自宅内からしかアクセスできないところに構築したら途中で確認しなくなる恐れがあると思い、 自宅内だけでなく外からスマホアプリでもアクセスできるplanioを選択した、というのがplanioに至った経緯です。

現在の使い方

使い始めた時の記事から大幅に変わっておらず、自分のタスク管理がメインです。主に、

に活用しています。

こんな感じでチケット切って、ガントチャート作って管理しています。

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期限近くになったら自分に発破をかけるべく、Slackに個人チャンネル作ってそこに通知送るようにもしています。 勉強や読書をサボらないようにするためのリマインドにするためです。 それでも、仕事のタスクの方が優先になるため、すべてに対して自分が決めた期限を守れるわけではありません… 数日終了が遅れても後でリカバれば良いものばかりなので、あまり厳密に考えずにゆるくやっています。

今後はどう使っていきたいか?

決めた期限を超過してリカバリもできたとしても、 どうしたら上手く時間を使えたか、どうしたらあまり時間をかけずに進捗させることができたかを振り返る必要はあるかなと思います。 今までそこまで考えずにplanioを使っていたので、今後は意識したいです。

また、自分のタスク管理だけでは、どうしてもより良い使い方に気付きづらい、と感じています。 やはり他人に使ってもらい、もっと効率化の観点を図りたいです。 職場に入れるよりハードル高いかもですが、自分が関わる活動(本業ではなくプライベートで関わっている団体の活動)の進捗管理、課題管理にplanioを使うよう提案することも考えています。 上手くいけば、よりナレッジを増やせるかもしれません。 今は無料の範囲で使っていますが、場合によっては有料にするのもアリかなと思います(所属団体からお金出してもらいたい)。

あとは、先月のredmine.tokyoの感想でも書きましたが、ヘルプデスク機能はぜひ使いたいですね。 これを使えることで、プライベート活動の問い合わせ管理、本業の方の問い合わせ管理や課題管理に効果的かなぁと思います。

まだまだplanioを使い込めていないため、上手なplainoと付き合い方を模索しながら使い込みたいです。 そして、得た気づきをブログ執筆やredmine.tokyoなどの登壇で発信し、貢献できればと考えています。

最後に

プラグインを使ったりして便利に使えるようにしたい気持ちもありますが、個人のタスク管理で使うならば、planioの機能は必要十分かなと思います。これからもplanioにはお世話になります!

テクニカルな話ではなく、内容も薄いかったかもしれませんが、最後まで読んでいただきありがとうございました!!

コーヒー「こつ」の科学

この記事はCoffee Advent Calendar 2020 1日目の記事です。

…が、1日目と言いつつ、公開が2日も送れてしまいました(涙)申し訳ありませんっ!!

今回は、私がコーヒーに興味を持ちはじめた時に読んだ書籍、『コーヒー「こつ」の科学』という本を簡単にご紹介します。

www.shibatashoten.co.jp

www.amazon.co.jp

この本には、

  • コーヒー豆の生成、品種
  • コーヒー豆の成分
  • コーヒー豆の買い方のポイント
  • コーヒー抽出のポイント
  • コーヒー豆の焙煎

等についてクエスチョン・アンサー形式で書かれており、コーヒーとは何ぞやということが網羅されています。誰もがコーヒーに興味を持った時に考える疑問に答えてくれるような形で読みやすいと思います。

私はこの本でコーヒー知識の基礎を勉強しました。コーヒーに品種があること、コーヒーに含まれる成分については、この本ではじめて知りました。出版から10年以上経つ本ですが、何度も読み返しました。電子書籍はありませんが、いつでも読み返せるよう電書も欲しいです。

コーヒーの焙煎、抽出、飲む専門・・・取っ掛かりは何であれ、コーヒーの道に入った人がはじめて読むにはお勧めの本だと思っています。

ぜひ読んでみてください!

「ここから変える、業務改善の景色とミライの働き方」参加レポート

11/24(火)「ここから変える、業務改善の景色とミライの働き方」『業務改善の問題地図』刊行記念クロストークに参加しました。 1時間半、あっという間のイベントで、今後業務改善をしていくための勇気をもらえました。 参加レポートを書いていきます。

目次

イベントページ

connpass.com

トークセッション(沢渡さん)

  • 改善推進経験は一生モノの武器になる!

トークセッション(元山さん)

  • 「かくあるべき」を疑う必要があるのは、業務改善そのもの。働くことは人生そのもの。
  • 業務改善していくことで、日々の生活を改善していく。自分の人生を楽にできる。
  • 新しい働き方が求められる現代こそ「業務改善」スキルを必要とされている。
  • 「業務改善」の考え方はプライベートでも役に立つ。

クロストーク

  • 沢渡さんと元山さんの初めての接点

    • 元山さんが沢渡さんのブログに共感してメッセージを送ったことがはじまり。
  • 業務改善の問題地図を書いたキッカケ

    • 編集者からのオファー。業務改善について書こうとしたときに元山さんのことを思い出した。
トピック1:「業務改善」と「業務改革」の違い
  • 業務改善
    • すぐに変えられるもの
    • 単一組織で変えられるもの
  • 業務改革

    • 抜本的に変えるもの
    • 横の連携、他の複数組織とコラボレーションして変えていくもの
  • 業務改善の最初は「廃止」。

  • 組織の問題、課題を随所で現場と経営側で景色合わせすることが大切。
  • 法制度や商慣習も変わっていかなければならない。すぐの変化は難しいので小さな世論、声を上げていく。
  • 改善の積み重ねが改革につながる。
トピック2:実現したい何かがあるときに、上司に反対されたり他部署から横槍が入る
  • 半径5m以内(私たちが出社する職場の範囲)の問題を言語化して声を上げて、リアリティを理解してもらうこと。
  • 事実ベースで言語化して、可視化して共有すること。
  • 言葉の定義が違うと思うので、あいまいな言葉を避ける。
  • 相手も自分も問題に対して色眼鏡で見ているところがあるので、景色合わせが大切。
  • 不満不平を言っているだけでは一般ピープル。不満の背景には何があるかを理解し、立場が違う人と景色を合わせる。それが一般ピープルと推進者の違い。
  • 問題を構造化して事実ベースでとらえる。役割分担をして、誰かひとりのせいにしない。正しく成長するために。
  • 変化のモヤモヤをうまく刺激されちゃうと人は誰でも(自分自身も)抵抗勢力になる。
    • そのモヤモヤポイントをつかんでそれを埋めるために何をすべきか考える。
    • 対話を通じて環境を作っていくことが大事。
トピック3:自分が変わった時に意識しておくことは?
  • 自分が想いを持って取り組むこと。ただし、自分一人が騒いでいるだけでは変わらない。
  • 手を変え品を変え景色を変え、小さな変化を生んでいく。振り返りをしていく。
  • 職位が上がったら決定に腹をくくる!
  • 改善できない組織、改善を認めない組織・上司は、従業員の組織へのエンゲージメントを下げていく。
    • エンゲージメントが低い人の中には「自社が恥ずかしい、情けない」という人もいる。そうならないように。
  • 幅広い視点を持って改善に臨んでほしい。点でなく面で問題をとらえる。
    • そうすると抵抗勢力が抵抗しなくなり、流れに乗ってもらえるようになる。
  • 変化のファンを増やしていく。
トピック4:地道に継続するために必要なこと
  • 沢渡さん

    • ファンを見つける。仲間を見つける。
      • 社内にいなければ社外に見つける。外にいる人とつながれば、自分のやりたいことの力になってもらえる。
    • もう一段上のテーマを見つける。
      • 先のテーマがないと共感者が増えない。景色合わせができない。
  • 元山さん

    • 個人のありたい姿を設定して未来や夢を共有する。
    • 大きなことをやらないこと。即実行、即実感できることをやる。
      • 実現したらみんなで拍手し合う。小さく回していくこと。
  • 改革・改善を進めるキーパーソンになる人

    • 制約条件が大きく、かつ成長欲求が大きいこと。
      • 制約条件が大きい人に合わせると組織はどんどん変わっていく。
参加者からの質問
  • 業務改善・改革の実現のためにビジョン等を変えた事例はありますか?

    • 業務改善のためにビジョンを変えるのは前後関係が逆。
      • ありたい姿を実現するために改善すると継続的改善しやすい。
      • 会社のビジョンだと大きすぎてあいまいなので、ビジョンの小口化が良い。
  • 動かない人を動かすには?

    • そのチームの困りごとを言語化してほしい。
      • 属人化する、手戻りするなど。それを解決していく。
      • 業務の中で改善を体験してもらう。その設計をすること。
        • その面白さを知ってもらえれば、自走化した組織になる。
  • 沢渡さんの考え方のベースになっている思想?思考法?

    • 日本の同調圧力に嫌気がさした。
    • 日本をアップデートしたい。
  • 通常業務より優先順位が下がるためなかなか話が前に進まない。どうすればリソースを割いてもらえるか。

    • 緊急中毒者(忙しいとテンションが上がる人)がいる職場だと、中長期的な業務改善をする意識がない。
      • メリットを示す。お得感を示す。
      • 1日12分でもいいから改善してみるよう言ってみる。
    • 同じ問題意識をもっていると思われる人と一緒に本を読んだり勉強会に出たりして、共感ポイントを見つける。
  • すでに他部署とつなっている業務を改善しようとしてうまくいかない。

    • まずは問題構造を図にすること。変えるか変えないか、どこを変えるかが見えてくる。
    • 改革になるので部門長同士が動けるよう連携をとる。
まとめ
  • 業務改善のスキルを求められている時代だけど、知を結集させて社会を良くしていきたい。新しい働き方を作っていきたい。(元山さん)
  • アップデートし続ける組織が人が最後に笑う。(沢渡さん)
    • いまの答えが来年は変わってくるかもしれない。そういう心構えを持つこと。

感想

私は今、仕事だけでなくプライベートで所属しているコミュニティでも、今まさに改善したいと思っていることがあります。 ただなかなかうまく進められなくて悩んでいました。今の自分にできていないのは、

  • 景色合わせ
  • 問題の構造化
  • 個人のありたい姿を設定して共有

特にこのあたりかと思いました。自分自身が問題だと思っても、色眼鏡をかけてみていて的外れだったり、言い方が大局的過ぎて周囲に伝わりきっていなかったかもしれません。 頑張っているつもりでも空回りして疲れてしまわないためにも、業務改善スキルを適切に身に付けて成長するためにも、景色合わせと問題の構造化は大切なことだと思いました。 特に、自分がなぜ改善したいのか、その個人のありたい姿を共有するのは、リーダー、責任者として示さなければと思いました。 自分の言葉で想いを話せれば理解してくれる人、協力してくれる人は出てくるはず。信頼してもらうためにも「想い」も景色合わせしたいと思いました。

また、「不平不満を言っているだけでは一般ピープル」という言葉が一番印象的だったと思います。 不平不満を言うこと自体は悪いことではないと思います。しかし、そこで終わってしまっては社会に価値を出すことはできず、自分自身にも健康的ではないと思います。 何が問題なのか、制約がある中でどう生きていきたいのかを考えながら仕事していく方が大変だけど、成功すれば楽しいはずです。 最近私は仕事やプライベートで関わっていることに自分事で取り組もうと意識していますが、まだもう一歩踏み込めていない実感があったので、頭を殴られたような感覚でした。

やはり一般ピープルより組織ファシリテーター(業務改革推進者)でありたい!

自分に不平不満があるときは、そこで終わらないように向き合って、どうしたいのかを言語化・可視化したいと思いました。

1時間半聴講して、「自分はまだまだやれること、考えられることはあるはず!」と勇気が出てきました。 不器用な自分は、上手く体現できずにツライ気持ちになることがまだまだあると思いますが、 今日聴講したことを思い出しながら、業務改善の問題地図を読み返しながら、進めていきたいです!

ウェブ・セキュリティ基礎試験を受験します

次の資格試験目標としてウェブ・セキュリティ基礎試験を受験したく、準備をはじめました。 ちょっとそのことを書こうと思います。

目次

ウェブ・セキュリティ基礎試験とは

こちらをご参照ください。

www.phpexam.jp

試験範囲は「体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 第2版」(以下、徳丸本)です。

www.amazon.co.jp

受験のキッカケ

私は所属企業で、公開ウェブサイトのセキュリティ対策の推進を担当しています。 担当になってからそこそこ年数は積みましたが、

  • 知識を定着させて、迅速で適切な判断を自信を持ってできるようになりたい。
  • ウェブセキュリティの重要さを話せる人材になりたい、
  • 新しくウェブサイトセキュリティ対策の担当者になった際に、教育できるようになりたい、

などなど、思う所もあり勉強と受験をすることにしました。 業務担当の関係もあり、徳丸本(第二版)は発売された段階で購入していました。 そのため、受験における追加コストをかけずすぐに挑戦開始できるため、 四の五の言わずとりあえずやってみようと思った次第です。

まず1章を読みなおして

脆弱性があると顧客に嘘をつくことになる」

この言葉の通りだなと思いました。 個人店舗に例ると、お店を開いている以上、店員や店長はその道のプロであるという前提でお客様は買い物に来るはずです。 聞かれたことには答えられるようにしておかないとカッコ悪いし、お客様によっては二度とそのお店には来ないと思います。

ウェブサイトも同じだと思いました。 顧客は公開されているウェブサイトを安全であること前提で見に来ます。 見に行ってウイルス感染した、別サイトへの攻撃に加担したなんてことがあったら目も当てられません。

脆弱性が生まれる理由としては、

  • バグによるもの
  • チェック機能の不足によるもの

の2つ。脆弱性をまったく対応しないのは論外ですが、目に見えるバグ(脆弱性)を適切に対応する必要があります。 それでも、すべて完璧になくすのは難しい、チェック機能がなくても安全だったものが安全でなくなる、といったことが考えられますが、 新しくできた穴を突かれることで顧客に嘘をつくことになって顧客の信用を落とさないよう、努力し続けなければならないと思いました。 1章を読んで気が引き締まりました。

受験までの予定

今は徳丸本を読みなおしています。今後は勉強して理解したことをここに書いていければなぁと思います。 理解したことをちゃんと書ければ大丈夫なはず。大幅に間違っていることを書かないよう注意しないと…

個人的に忙しいのと、ある程度理解を深めてから臨みたいため、試験は来年3月を予定しています。

他にも読みたい本があったり、勉強したいことがたくさんあるので、時間を作るのが大変ですが楽しく勉強していこうと思います。 無理だけはしないように頑張っていこうと思います。

今回は決意表明的なものにして、今日はここまでにしようと思います。読んでいただき、ありがとうございました!!