amareloのブログ(仮)

IT系勉強会で感じた想いや知見をメインに書いていきます。

キャリアブレイクについてちょっと考えてみた

目次

はじめに

「仕事のモヤモヤに効くキャリアブレイクという選択肢」という本を読みました。

「キャリアブレイク」という言葉自体は以前から知っていましたが、いろいろ思うところがあって悩んでいるところに再度飛び込んできたワード。

それもあってすぐ購入して読みました。色々気づきがあったので書き留めておこうと思い、自分なりにキャリアブレイクについて考えたことを書きました。

なお、本記事は個人の見解であり、所属組織などを代表したものではありません。また、キャリアブレイクのことを十分に理解できていない可能性もありますので、その辺は可能な限り暖かく見守っていただけると幸いです。

書籍

www.kadokawa.co.jp

キャリアブレイクとは

キャリアブレイク研究所より引用しましたが、以下の通りです。

今従事している仕事や環境から離れて、自分を見つめなおして真にやりたいことを発見するための休止期間と理解しました。

「一時的に雇用などから離れる離職、休職、休学など、キャリアの中にあるブレイク期間のことを指します。造語ではなく、欧州やアメリカでは、一般的な文化です。一時的に離れる目的は、旅、留学、自主的な挑戦、勉強やトレーニング、休養、療養、出産、子育て、家族のケア、など様々です。」

careerbreak-lab.studio.site

所感

自分を労わる休み方をしたい

  • 日本人は休むのが下手
  • 休むことが悪

といったことが書いてありましたが、自分もそうだし周りを見ても、そのような人ばかりだと気づきました。

所属している組織の文化に合わせようと頑張りすぎて、自分の感性が蝕まれていく。それが所属組織の文化が社会の常識、所属組織での評価になっていく。「文化中毒」という言葉で表現されていたけど、的を射た表現だなぁと思いました。

それが自分の価値観にバッチリあっていれば良いんでしょうが、どこかで自分の意思や価値観と組織の文化に折り合いをつけて仕事している人が多いはず。

  • 体が疲れている
  • 今の所属組織にいることに違和感があって苦しい
  • 今の仕事を続けていて将来性は?

などと考えたら、少しでも立ち止まることを許容できる文化であってほしいと思いました。

組織の文化を変えるのも大事だけど、違和感を感じているならば、まずは自ら自分を労わる休み方をできるようになりたいと思いました。

小さくキャリアブレイクをできれば…

とはいえ、いきなり長期休暇とか離職を決断するのは勇気がいること。

少しまとめて休暇を意識的に取得して、旅行に行ったり、やりたかった活動をすることから始めても良いのかなぁと思いました。キャリアブレイク期間中にやることをスモールスタートで始めていければ、もっと長期間今のキャリアを見直す休みがほしいと思うようになれるかもしれません。

まとまっと休暇でなくても副業(複業)などができれば、長期休暇や離職をせずに現所属を飛び越えてできる小さなキャリアブレイクなのかな?と思いました。会社の規程で副業がNGならば難しいかもですが、ボランティアや地域の活動に興味がある場合は、そういったことでも良いのかもしれません。書籍に記載されていたキャリアブレイクとは少し違うかもしれませんが…

キャリアの再構築のためのブレイクが広まってほしい

ブレイク(休む)ことで、自分の価値観をブレイク(破壊)する。そして、自分の意志でキャリアを再構築する。

キャリアブレイクは、自律的なキャリアを再構築するための感性を養う準備期間・充電期間 だと思うと、もっと広まってほしいと思いました。

自分もまだ「離職」「無職」という言葉に抵抗はありますし、仕事を辞めろと言われてもすぐに辞める踏ん切りはつきません。

しかし、自分の価値観やマインドセットに合わない仕事や組織に居続けて違和感を感じ続けるよりも、できるキャリアブレイクから始めていくのは良いと思います。

充電期間中にゆっくり休んで「アンラーニング」し、これまでできなかった活動をして「越境」する。その過程で新しい知見を得て「リスキリング」したり、新たな出会いや縁を見つける。そのために「キャリアブレイク」する。

普段からこれらを無意識にできている人は、それぞれの言葉に違和感を感じるのかもしれませんが、「休暇」「退職」「無職」に対してネガティブにとらえる傾向が強い日本では、まずは「キャリアブレイク」という手法が広まって、より認知されてほしいと思いました。

最後に

今回、書籍を読んで、「休暇」「離職」「無職」にネガティブなイメージを少し減らすことはできたと思っています。

まだまだ抵抗感はあるものの、まとまった休暇を取得することから始めて、少しずつキャリアブレイクを始められればと思いました。

少しでも多くの人がキャリアブレイクを許容できる人が増えることを願って、終わります!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!