amareloのブログ(仮)

IT系勉強会で感じた想いや知見をメインに書いていきます。

春に飲みたくなるコーヒー「さくらブルボン」

久々にコーヒーネタを書こうと思います。 先日、春に飲みたくなるコーヒーということで、

ブラジルブルボンアマレロサンタルジア農園 さくらブルボン

というコーヒー豆を焙煎したことをツイートしました。今日はこのコーヒーのことを少しだけ深堀りしたことを書きます。

コーヒー生産国としてのブラジルについて

コーヒーが好きではない人でも、ブラジルといえばコーヒー生産国と思われる方はいるのではないでしょうか? ブラジルは言わずと知れたコーヒー生産国であり、世界最大のコーヒー生産量です! 赤道直下に位置しており広大な大地を持つブラジルのコーヒー農園の面積は、およそ27,000平方キロメートル、約60億本のコーヒーの木が栽培されている(※)とのことです。後述するブルボン種以外にも、ムンドノーボ種、カツーラ種、カツアイ種など様々な種類の豆が生産されています。

※参考 coffeemecca.jp

ブルボンって?

某大手お菓子メーカーではありません(自分はアルフォートが大好きですwww)

コーヒーの品種の話になりますが、コーヒーの品種は大きく、

  • アラビカ種
  • ロブスタ種

に大別されます。その「アラビカ種」を細分化していった品種の中の一つにブルボン種というものがあります。ブルボン種は、レユニオン島(ブルボン島)で栽培されていたものが、ブラジルをはじめ、現在のコーヒー生産国各国に移植され、現在に至ります。また、ブルボン種から突然変異した品種、ブルボン種と掛け合わせた品種(今後ブログに書こうと思いますので今日は割愛)もあり、現在のアラビカ種を構成する品種の礎となっている豆です。 小粒な豆が多く、香りが良くて酸味と苦味のバランスが良い豆です。個人的には中煎り(シティロースト)が向いていると思います。

アマレロって?

コーヒーの実は普通は赤い実をつけますが、黄色い実をつけるものも存在します。

※一般的なコーヒーの実(pixabayより) f:id:amarelo-n24:20200321160801j:plain

※アマレロ(pixabayより) f:id:amarelo-n24:20200321160812j:plain

黄色い実をつけるものを、アマレロポルトガル語)といいます。 ※「イエローブルボン」と呼ぶところもありますが、ブルボン種以外でも黄色い実をつけるものもありますので、自分は黄色い実のコーヒーを一貫してアマレロと呼んでいます。

アマレロのコーヒーは、一般的には甘味が強いコーヒーに仕上がると言われていますが、特にブラジルのブルボンアマレロはその甘味が顕著に出るコーヒーだと感じています。上述の通り、ブラジルにはコーヒー農園がたくさんありますので、アマレロの豆も農園によって味、特に甘味の強さや質が微妙に変わります。個人的にははじめてコーヒー豆を買う人に一番進めたいのが、このブラジルブルボンアマレロの豆です。

自分が一番最初に買ったコーヒー豆がブラジルブルボンアマレロで、酸味と苦味のバランスが良く強い甘味を感じて美味しく飲めた感動から、コーヒーの世界にのめりこむきっかけとなりました。今でも一番好きなコーヒーであることから、自分のハンドルネームとして使っています。

さくらブルボンとは?

www.worldbeans-shop.com

「さくらブルボン」とは、桜のようにすっきりとしたイメージのコーヒーに命名した商品名のため、コーヒーの木の品種ではありません。 名称にさくらを使われていることもあり、主に毎年春(3月前後)に出回る生豆です。 自分は2月末に手に入れて焙煎してみました!味は完全に個人の感想ですが・・・

  • さわやかな酸味
  • 軽めの苦味
  • すっきりとした甘味

といったところで、誰にも飲みやすいコーヒーに仕上がっていると思います。

また、毎春に入荷される生豆なので、自分は、その年に仕入れたさくらブルボンの生豆を1年間残しておき、翌年のさくらブルボンと同じ時期に焙煎して味を比較します。毎年甲乙つけがたいですが、微妙に違った味わいを楽しむのも面白いです。

最後に

毎年桜の季節を迎えると、必ずこのさくらブルボンを焙煎します。年度の終わりと始まりを迎える時期に、自分も新たな気持ちで焙煎しようと思わせてくれる豆です。

毎春にお目見えするこのコーヒー、見かけたらぜひ一度飲んでみてくださいね~!!