amareloのブログ(仮)

IT系勉強会で感じた想いや知見をメインに書いていきます。

AWS認定デベロッパーアソシエイト(DVA)に合格しました!

7/5(月)、AWS認定デベロッパーアソシエイト(DVA)を受験し、無事合格しました!!

今回はこれまで勉強してきたことをまとめようと思います。

目次

DVAについて

aws.amazon.com

AWS ベースのアプリケーションの開発や保守における 1 年以上の実務経験がある開発担当者を対象としている認定試験です。

筆者のスキルセット

自分は、コーヒー焙煎人兼エンジニアと名乗っていますが、堂々と誇れるエンジニアスキルはあまりありません。 都内企業の情報セキュリティ統括担当者をやっており、今までにネットワーク構築やアプリ開発にガッツリ関わった経験はほとんどありません。 しかもそれはオンプレの時だったため、AWSを使ったシステム設計・開発・運用の経験は一切ありません。

なぜDVAを受けたのか?

まず、自分が業務でAWSに触る機会がないのにAWSを勉強してるのは、 2年前にAWS Summitに参加して、AWSなんもわからん!と思ったことがきっかけです。 また、所属企業でもAWSを業務にしている人はいるため、AWSの話題に触れる機会は少なからずあります。 ただ話を聞くだけでなく理解できるようになりたいと思い、

  • クラウドラクティショナー(CLF)
  • ソリューションアーキテクトアソシエイト(SAA)

を取得しました。

その先の資格も狙おうとしましたが、これまでの経験の無さからもう少しAWSを触ってからと腰が引けてしまっていました。気づいたら、SAA取得から1年過ぎてしまいました。

ある日、「ポケットスタディ AWS認定デベロッパーアソシエイト」の著者、トレノケート株式会社山下光洋さんが主宰した以下の勉強会に参加しました。

yamamugi.connpass.com

※参加レポート amarelo24.hatenablog.com

この時は受験検討段階でしたが、登壇された方々のお話を聞いて、自分もAWSで何かを実現したい、もっとガッツリAWSを知りたいという欲が戻りました。 また、開発者側からのAWSの関わり方を知ることで、現業務にも生かせることはあるかもと思い、DVA受験を決意しました。

結果

まずは試験結果から。 1000点満点中840点でした。自信もって答えられた問題と自信のない問題半々でしたので、合格できたこととここまで点数を取れていたことに素直に嬉しくなりました。 CLFとSAAに合格した時も嬉しかったですが、それ以上の嬉しさでした。

受験準備

さて、ここからは今回勉強したことを書いていきます。ちなみに、勉強期間は、ネスペ試験(4/18)が終わってすぐDVAの勉強をはじめましたので、2か月半程度です。

書籍

www.shuwasystem.co.jp

数少ないDVA試験対策の書籍です。DVAの範囲が網羅的に勉強できるので、本当にお世話になりました。 読んで分からないところはAWS公式ドキュメントと合わせて読んだり、実際にサービスをマネコンから触りながら理解を深めました。 この書籍だけで何周読んだか分からないほど読みました。

なお、山下さんが開催している勉強会「ヤマムギ」でも、本書籍のデモを実施していただけました。 時間が合う時はリアタイで参加し、リアタイが難しい時はYouTubeで視聴しました。 山下さんにはアーカイブを公開いただけて感謝しています。

AWS公式のコンテンツ

AWSが公式にドキュメントはちゃんと読んだ方が良いと思い、DVAで出てくるだろうサービスについて書籍と合わせて読みました。

ドキュメントとよくある質問については、すべてを読み込むことはできませんでしたが、できる限り読んでおいた方がいいと確信しました。ただ、ところどころ不自然な日本語訳があるのがちょっと気になりました(苦笑)。

勉強会で登壇

間違った理解をしないようにするためには、勉強会で登壇するのが一番かと思いました。 とにかくサービスを触り、書籍と公式ドキュメントを読みました。

結果、 JAWS_UG 朝会で2回、CLI専門支部で1回登壇させていただけました。 朝会の概要については過去記事に書きましたので、そちらもご覧ください。

amarelo24.hatenablog.com

amarelo24.hatenablog.com

ブログ執筆

さすがに登壇でのアウトプットだけでは物足りなかったので、ブログも書きました。 はてなブログではなく恐縮ですがZennに書きました。 技術ネタに特化させるためです。今後も技術100%のネタはZennに書いていこうと思います(はてなブログも続けます)。 勉強とハンズオンでやったことのうち、主に自分が理解していなかったことを書きました。 ただ、4記事書くのが精一杯でした…

zenn.dev

模擬試験

今回も試験問題の雰囲気をつかむために模擬試験を受けました。 ただ、理解度不足なのか、とても合格できる見込みがない点数で終わりました(点数は非公開…) 今思うと、模擬試験やったのが本試験から1か月前でよかったです。これがさらにやる気を引き起こしたきっかけになりました。 1週間だと絶望感しかなかったことでしょうね…

本試験の予定日から日数を空けて模試に臨みましょう!少なくとも2週間程度でしょうかね。

ちなみに、SAA合格時の模試無料バウチャーを使おうとしましたが、何故か使えませんでした。当然ですが、SAA後に模試を受けていません。原因は不明で何の根拠もありませんが、恐らくSAA合格から1年以上経過したからバウチャーが無効になったのかと推測しています。とはいえ、本試験50%オフバウチャーは使えましたので余計謎です…次の認定試験を受ける気があるならば、1年以内に受験する計画を立て、その過程で模試も臨んだ方が良いと教訓を得ました。

ハンズオン

とにかく実践を積む、サービスの感覚をつかむために、DVAで出てきそうなサービスのハンズオンをやりました。 さすがにすべてのハンズオンをこなすことはできませんでしたが、これで理解度を上げられたのではと思っています。

  • AWS Hands-on for Beginners

aws.amazon.com

aws.amazon.com

  • JAWS-UG金沢 AWS無料勉強資料集

www.jaws-ug-kanazawa-68times.com

先日のJAWS-UG初心者支部のLTでも紹介されていましたが、その前にこの情報を見つけてハンズオンしました。このようなハンズオン情報の公開は本当に嬉しいです。 サービスを理解したい人、認定試験の勉強をしたい人の励みになると思います!

qiita.com

最近のCLI専門支部ハンズオンの手順と構成が違って戸惑いましたが、大きな問題なく実施できたと思います。 ※躓いても気にならない、自分で何とか出来る程度だったと思います。

公式のハンズオンにもないサービスのハンズオンもありましたので、理解を深めることができました。 ハンズオン手順を残していただいた波田野さんには、感謝しきれません!! また、最近のハンズオンで受講できていなかった箇所も実施しました(復習ブログ書けていなくスイマセン!!)

※connpassのグループから過去1年程度のハンズオン手順を見れます。

jawsug-cli.connpass.com

以上がDVA受験までに自分がやったことです。順番を気にせずに書きましたが、

  • 書籍と合わせて公式ドキュメントを読む
  • 公式模試を受ける
  • 書籍と合わせて公式ドキュメントを読みつつ、ハンズオン・登壇・ブログ執筆も取り組む

といった感じて進めてきました。これまでの設計・開発実績がないならば、自分でその経験を作るしかない!!という想いで実践を積むことに注力しました。

なお、今回はUdemyで販売されているコンテンツ(模試5回分)には手を付けませんでした。 模試の答えを覚えて理解した気になり、試験に受かるのが目的になってしまいそうに思えたため、愚直でも自分で試行錯誤して理解を深めたいと思ったためです。 設問を通してさらにサービスに触れて理解することもできますが、5回分は多すぎて手が回らずにきっと模試やるだけになってしまうと思いました。 であれば、書籍に記載されている問題とサンプル問題で確認すれば十分と判断して止めました。

受験日当日

コロナ禍の状況を鑑みて、AZ-900のときと同様オンラインで受けました。ピアソンで申し込んだので、手順もAZ-900の時と同じでした。

※AZ-900受験後の記事

amarelo24.hatenablog.com

ひとつAZ-900受験の時と違うのは、今回は万全を期すために無線LANではなく有線LAN接続で臨みました。 今仕事で使っている部屋は2階のため無線接続なのですが、途中で切断されないか心配でした。途中で切れて試験がパァにならないためにも、今回は有線にしました。

ルータから自宅の和室に10mのLANケーブルを這わせました。試験日は家には自分しかいなかったので、特に問題はありませんでした。ちなみにルータのある部屋の隣が焙煎室なので、焙煎室受験も考えました。が!、片付けが大変なため断念しました…

試験開始から30分前にチェックインして、その後の手続きは15分程で完了しました。

ちなみに、先日「日本酒飲みながらLTする系エンジニアの集い」という勉強会で今回のオンライン受験について話しました。 以下のイベントページから登壇資料を見れますので、参考になれば幸いです。「自宅で認定試験を受験した話」というタイトルです。

ariaki.connpass.com

試験終了後の感想

上述した通り、自信もって答えられた問題と自信のない問題半々でした。なので、試験とアンケート終了後に「合格」と出た時には、 試験管のWebカメラがまだオンだったにも関わらず、「よっしゃぁーーー!!!」と叫んでしましましたwww 声出しちゃいけないので焦りました。これが原因で不合格にならないか心配でしたが、合格して良かった。。。まぁ、こうやって喜びも悲しみも誰にも気にせず露わにできるのはホント良いですねw

今回試験勉強して、やはり実践と公式の情報は重要と改めて思いました。今後の勉強方法でも取り入れていきます。また、試験を通して理解不十分なところが分かり収穫もありました(具体的に書くと試験内容に触れかねないので書きません)。次のステップの課題にします。

試験問題は全体的にやや難しいと思いましたが、設問のキーワードと思われるものを落ち着いて探し、そこからありえない選択肢を外し、ベストプラクティスと思われる選択肢を選べば、何となくでもあたりをつけられるのかなぁと思いました。

最後に

次はSysOpsアドミニストレーターアソシエイト(SOA)を狙います。その次はセキュリティ – 専門知識(SCS)を狙います。 気持ちが乗っているうちに勉強を進め、早期に受験したいと思います。 ただ・・・、SOAは7/26でバージョンが変わるので、現バージョンSOA-C01(7/26まで)で受けるか、新バージョンSOA-C02(7/27以降)にするか、今超悩んでいます(汗)

目指せ!アソシエイト三冠!!

俺たちの戦いはこれからだ!!w

他の方のDVA合格体験記と比べると遠回りな勉強方法だったかなと思いますが、この記事が少しでもDVAを受験される方々の参考になれば幸いです。