amareloのブログ(仮)

IT系勉強会で感じた想いや知見をメインに書いていきます。

オンラインでMicrosoft Azure Fundamentals(AZ-900)を受験しました

先日、Microsoft Azure Fundamentals(AZ-900)を受験しました。 このご時世ですので、試験会場に行くよりはオンラインで受験できるならば、ということでオンラインで受験しました。 これからオンライン受験する方もたくさんいると思いますので、少しでも参考になればと思い、 オンライン受験したこと、自分がやった対策について書こうと思います。

※2020年10月時点での情報です。

目次

Microsoft Azure Fundamentals(AZ-900)とは

Azure Fundamentals (AZ-900)は、クラウドの概念、 Azure サービス、 Azure ワークロード、 Azure のセキュリティとプライバシー、 Azure の価格とサポートに関する知識を証明するための試験です。

docs.microsoft.com

受験のキッカケ

私は、AWS認定を2つ(クラウドラクティショナー、ソリューションアーキテクトアソシエイト)を取得しています。 次のAWS認定受験を何にするか迷っていたところでしたが、Azureについても基礎的なことは知っておきたい、AWSとの違いを知りたいと思い、勉強することにしました。

試験対策

Microsoft Azure Virtual Training Day: Fundamentals受講

Microsoftが主催するAZ-900受験バウチャー付きのセミナーに参加しました。 2日間できる限りメモを取り集中して受講しました。 2日間受講したら、AZ-900無料受験の権利を得ることができます。

今は開催されているのかは分かりませんが、見つけたらとにかく申し込んで受講してみるのが良いと思います。また、無料受験の権利がいつまで有効かもわかりませんが、受講したらなるたけ早めに受験申し込みすることをお勧めします。 私は7月末に受講して10月前半に受験申し込みと3か月弱開いてしまいましたが、無料受験申し込みできました。

書籍

「合格対策 Microsoft認定 AZ-900:Microsoft Azure Fundamentalsテキスト&問題集」

今のところこれしかありません。AZ-900受験の際はこれを買いましょう! とても良くまとめられていて、要領を抑えるには適切だと思います。 模擬試験1回分も収録されているため、予行演習としても最適です!

セミナー受講後はこれとMicrosoft Learnを合わせて取り組みました。

Microsoft Learn

docs.microsoft.com

Web上でMicrosoft社のサービスに係る学習コンテンツです。 AZ-900で扱うことには一通り触れられています。 また、サンドボックス環境を使ったハンズオンもありますので、Azure使ったことない人でも気軽に使えて理解が深まると思います。

Microsoft公式ドキュメントを読む

参考書とLearnでは不十分かなと思ったサービスについては、深堀りするために読みました。 AWSの勉強もそうですが、Azureでも公式のドキュメントを読むのは重要です。

オンライン受験申し込み

ピアソン(Pearson VUE)で申し込み可能ですが申し込み前に、

  • 誰も入ってこれないようにできる部屋があること
  • 手の届くところに本と筆記用具を置ける場所がないこと
  • 十分な帯域のネットワーク環境(LANは無線より有線の方が望ましい。モバイルWifiはNG)
  • Webカメラとマイクが動作可能であること

を確認すべきです。 Webマイクとカメラは申込時に簡易的なシステムチェックがありますので、それで確認すればわかります。 部屋が用意できない等、上記ポイントの確保が怪しいと思ったら、オンライン受験を断念した方が良いかもしれません。当日受験できないことになっても返金されないためです。

自分は変な指摘をされる隙を作りたくなかったので、部屋にあるすべての筆記用具と書籍類、プリンタなどPC周辺機器はすべてウォークインクローゼットに疎開させました。そこまで徹底する必要はなかったかもしれませんが、試験直前にトラブって焦るのも嫌だったので…

なお、2020年10月現在、受験日は平日しか指定できません。仕事の調整は必須です。 私は受験費免除のバウチャーがあったのでクレカ番号の入力はありませんでしたが、通常ならば支払いにクレカが必要です。

当日の手続き

事前に身分証明書を用意します。国が発行した証明書が必要です。免許証かパスポートのどちらか1つがあればOKです。

ピアソンの試験予約ページより30分くらい前から試験準備可能です。 まずは、

  • 受験PC周りを写真撮ってアップ
  • 身分証明書(免許証かパスポート)を写真撮ってアップ
  • PCを持って部屋360°Webカメラで映す

ことを要求されます。 焦ることのないように、試験開始前の手続きは試験30分前から余裕持って実施することをお勧めします。私も30分くらい前から開始しましたが、写真撮ってアップするところで手間取り、15分くらいかかってしまいました。

試験管とのやり取りは音声ではなく、チャットでの会話となります。日本語対応可能なため、特に不便はありませんでした。 問題なければ時間まで待機し、時間になったら試験開始となります。

試験結果

700点合格のところ、760点合格でした!

嬉しかったけど、結構ギリでヒヤッとしました…(汗)

感想

オンライン受験について

受験した日は家族が仕事や学校に行っていて誰もいなかったので、邪魔が入らずにスムーズに受験できました。 試験途中、外で工事をしていた音が入ってきたのにはちょっと気をそらされましたが、概ね良好に受験できたかなと思っています。 合格が分かりWebカメラの監視が終了してすぐに「よっしゃぁーーー!」と叫びましたw 嬉しくても悲しくても、試験結果がわかってから人目を気にせず感情をあらわにできるのもいいところですねwww

受験結果について

合格したことは嬉しいけど、SAAやプラクティショナーの時と比べて自信があったのに合格ラインギリだったので複雑な気持ちです。 勉強して理解していたつもりでしたが、やはり実践に勝るものはありません。 出来れば30日間の無料期間を有効活用して理解を深めた方がよいです。 上位資格を狙う時に使いたいと思い、今回は無料期間利用を見送りましたが、ケチってはいけないですね…

Azureも試験だけで終わらず、今後も勉強し続けたいです!

最後に

コロナ禍の状況で試験会場に行くのも憚れる時代ですが、受験したい認定試験がオンライン化しているのは嬉しい限りです。 オンラインで安心して資格試験を受験できる環境がもっと広まると良いなぁと今回の受験で思いました。今後も活用していきたいです。

オンライン受験も人によって向き不向き、環境による可否はあると思いますので、「お勧めします」とは言いづらいです。しかし、

  • リモートワークが好き、または許容できている
  • 試験会場まで行くのが面倒
  • 部屋が片付いている(or 片付けることが面倒ではない)
  • コロナ感染が不安

という人は、オンライン受験を検討してみても良いと思います!!