amareloのブログ(仮)

IT系勉強会で感じた想いや知見をメインに書いていきます。

#ssmjp 2019/09 のまとめ

9/27に #ssmjp に3か月ぶりに参加してきました。感想とまとめです。

#ssmjpについて

ssmjp.connpass.com

togetter まとめ

togetter.com

ZFSはこう使え みんみんさん

  • ファイルシステムを作成しても、/etc/fstabを管理不要。
  • データ信頼性が担保されている。
  • スナップショットを作っても遅くならない。
  • ZFSなサーバを8.0から9.0にバージョンアップしたら動かなくなった。
  • ロールバックを活用してファイルやディレクトリの変更内容をなかったことにできる。
  • 様々な情報をプロパティに保存しており、ディスク容量もプロパティから得られる。
  • プロパティをカスタマイズできる
  • readonlyプロパティを活用
    • 過去のデータを年別でファイルシステムに保存し、今年の分のみ読み書き可能にしている。
    • 削除変更が一切不可能になり、うっかり消すとかできなくなる。
    • ランサムウェア対策としても有効。
  • Windows でも使える。
  • デメリット
    • zfs listコマンドは使いづらい。
    • 引数なしのdfが役に立たない

恥ずかしながらZFSはじめて知りましたが面白そうです。自宅環境で試してみようかな。

CROSS2019のはなし @yakumo3 さん

10/4(金)横浜の横浜大さん橋ホールで開催されます。興味がある方は、以下URLをクリックしてください。

cross-party.connpass.com

20年乗った車を廃車にした話  流しのSEさん

※一部オフレコ部分がありましたので、公開できる範囲で。

  • 一括査定申し込みしたら、電話が鳴りやまなくなった。1年近くたつけど電話かかってくる。
  • とりあえず3社に査定に来てもらった。
  • 公認の査定士が試乗して細かくチェックする、車のことを分かる業者に即決した
  • インターネットの査定は申し込まない方がいい!

自分も昔持っていた車を売却するにあたり、中古車査定比較サイトを使いました。メールと電話が大量にきて面倒になった思い出があり、とてもわかりみが深い話でした。

同人部活動報告 ssmjp同人部

  • 技術書典7でささみのほんArchives2019(1~2 加筆あり)と既刊ささみのほん3と新刊4を頒布。
  • 波田野さん直筆の運用でカバー」も頒布
  • 新刊62部売れた。
  • 現金よりキャッシュレスの方が特に遅い時間多かった(早い時間帯からいた人が現金使い果たした?ようだった)
  • じっくり立ち読みする人よりも指名買いが多い(事前にチェックしてくる人が増えた)。
  • 準備と撤収が20分程度でできるようになった。
  • 表紙裏表紙問題
    • 同じ本の表紙の山と裏表紙(アウトプットしないのは知的な便秘の方)の山を置いておくと、別の本と認識されてしまう

機能の会場でも頒布していました。自分はArchives2019 を購入しました。

それから、

ささみのほん5の共同執筆者募集がありました!

技術書同人誌デビューしようか迷う(汗

なぜ日本の運用業務はつらいのか 波田野裕一さん

ありがちな運用業務

  • 人が理解しやすいようになってない
  • システムが取り扱いやすいようになってない
  • 論理的に正しいことを検証していない

その結果、努力が評価されず辛い運用業務となっていく。あるべき運用業務に変えていかねばならない。 その背景には、

  • 業務設計をしていない運用が外部の目にさらされる機会がなく、我流のまま保存される。

    • 運用は忙しそうだが何をやっているかわからないと言われる。
    • 異動や退職者が出ると引継ぎができず大混乱に陥る。
  • 「システムから扱いやすい」ように言語化ができておらず、扱いやすくすることを理解している人がいない

    • 運用自動化の要求調査、設計、実装に莫大な工数がかかる
    • 稼働中の運用自動化の保守、更新、最適化ができない。
  • 論理的な仕事が重視されない、評価されない

    • 主観的な判断や情緒、忖度が重視、優先され、 声の大きい部署や担当者に振り回され続ける。
    • 業務やツールが複雑怪奇化し、工数が増える。

日本の運用業務が辛い原因は

  • ITはいかにロジックで固めるかが重要なのに、「言語化」「構造化」されていないこと。
  • 努力が実を結んでいる実感がない。

海外では、

こうすることで、非論理的な目標や課程を排除できる(ゴールに近づける)。 ITを扱ううえで当たり前のことを当たり前に愚直に、泥臭く、徹底的にやっている企業が、今のような成功を収めていると考えるべき。

仕事のやり方の違い(波田野さんの仮説)

  • 海外は「話し手責任」の文化
    • ドキュメントの価値が高く、わかりやすい。
  • 日本は「聞き手責任」の文化
    • 忖度駆動。
    • 話し手の意図を読み取る必要があるため、説明責任が弱い。

つらい運用からの脱却

つらい原因を一つずつつぶしていき、

  • 人が理解しやすい業務
  • システムが取り扱いやすい業務
  • 論理的に正しいことを検証できる業務

を実現する。そのためには、業務の言語化と構造化をする必要がある。

まとめ

今回の波田野さんのお話はすべて同感なのですが、自分は言語化と構造化をまだまだできていません。特に抽象化は下手。複雑な業務や運用を作りこまないよう、論理的な目標を意識しながら業務にあたらなければと思いました。

最後に

今月も身になるお話を聞けて有意義な時間を過ごせました!運営の皆様、ありがとうございました! いよいよ来月は登壇者として参加!コーヒーの話をする予定です。少しでも参加者を満足出来るような話をしたいと思います!