amareloのブログ(仮)

IT系勉強会で感じた想いや知見をメインに書いていきます。

「エンジニアキャリア2.0~新時代の働き方、生き方を探る~」 参加レポート

4/17(土)、エンジニアtype様主催のカンファレンス「ENGINEER キャリアデザインウィーク」内の「エンジニアキャリア2.0~新時代の働き方、生き方を探る~」に参加しました。

目次

イベントページ

type.jp

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セッション概要

これからの時代、エンジニアの働き方はどう変わる?

「自分がどう生きたいか」を定義する

みなさん共通して仰っていたのは、一言でいうとこれかなと思いました。自分が楽しく働けるキャリアを自分で作ることが大事!もっと我を持って働いても良いのかもしれません。

  • エンジニアに限らず「私の働き方をこう変えていく」と言っていい時代だと思う(澤さん)。
  • テクノロジーによる課題解決にチャレンジしようとする人達が強い。自分自身がどうありたいか「個」の時代(戸倉さん)。
  • 会社に自分のキャリアを預ける今までの働き方はもう無理がある。キャリアの選択権を自分で持つこと(村上さん)。
  • エンジニアリングが分かっている人は強い。エンジニアの働き方はさらに広がると思う。

また、話の途中で「志」について触れていました。志はあった方が良いと思いますが、あまりにも志に対する気持ちが強すぎたり、志を決めなきゃと思うと動けなくなると思います。今の自分がそれかなぁって気づきました。

「志」を先に決めるのではなく、まずは「自分がどうありたいか」を見つめなおした方がよいと思いました。そこから「志」がついてくるのかなって思いました。

  • 志を持っていなかったが、持つ必要はないと思う(村上さん)。
  • 常に半歩先のことをやっていたら、場当たり的になる(澤さん)。
  • 志はキレイに見えるけど、ともすれば呪いの言葉になる(澤さん)。

組織との理想の関係は?

自分と会社はフラットな関係性が理想

会社は様々な保証をしてくれますが、会社に尽くせという丁稚奉公な文化が残っている。 ではなくて、お互いが良好な関係を気づき、パフォーマンスを出せる組織にする必要があると思いました。

  • 自分の気持ちを表現できる社風、自分を大事にしてくれる会社に勤めるのが理想的(戸倉さん)。
  • 会社と組織がお互いがいい具合で利用し合える関係。その会話が健全に出来るのが良い(村上さん)。
    • 全員が楽しくモチベーション高く働ける環境を作れる経営者は強い。
  • 自分が嬉しくなることを個々人がもう一度定義する(澤さん)。
    • 個々人の個性を生かせる会社は生産性が上がる。カオスな状況を十分に活用すればよい。

キャリア構築のヒントになる注目の「技術・働き方」トレンドは?

言語化能力

自分もこれが大事だと思い共感しかありません。自分がどうありたいか、どうしてほしいかを端的に表現して道を切り開く、自分の身を守ることを考えるためには、言語化能力が必要なのだと思いました。

澤さん
  • 具体化を一度抽象・汎用化して、別の具体化をできる能力が必要。
  • 経営者など非エンジニアの人々にテクノロジーのブリッジ(通訳)を出来る人が必要。エンジニアはみんなその候補生。
村上さん
  • 抽象化して一発でわかってもらうために、コミュニケーションスキル(ライティング、スピーキング等)が全職種に必要になる。
戸倉さん
  • 自分の身を守れるように考えることが必要。

転職するかしないかの見極めはどうしたらいいの?

ポイントは「市場価値を知ること」「自分らしくいられる環境かどうか」かなと思いました。市場価値を知って他社でやっていけるか、やっていけても自分の気持ちと折り合いをつけられる環境か、それに見通しが立てば転職に踏み出せるのかもしれないと思いました。

村上さん

  • 自分の市場価値を見極めるためにも転職活動は常にした方がいい。するつもりがなくても。
  • 辛い仕事を辛いままやり続けなくても良いように、自分の中で別のプランを作る。

澤さん

  • 自分に「タグ」が付いたと思ったら、いつでも転職できると思う。そのための活動をする。

戸倉さん

  • 自分が優先したいことができる会社が理想的。
  • 自分が必要とされているか?を見直す。
  • やりたいことに対してできたポジションに対して、「今しかない!」と思えたら迷わずGO!

【質問】一緒に仕事したいと思うエンジニアの条件

  • 課題認識を正しくできて、複数の提案をできて、それに対するリスクを正しく出せる人。(村上さん)
  • 船が難破して「こいつと一緒に生き延びることができるか?」と思える人。 スキル云々ではなくて人間力の方が大切。(澤さん)
  • 変化を楽しめる人(戸倉さん)

これは採用の立場からだけでなく、今いる環境についても当てはまるかもと思いました。こう思えなくなった人が近くにいたら、自分の成長も阻害されかねないし、楽しくなくなると思います。自分がこれを感じたら、転職など居場所を変えることもありなのかなぁと思いました。互いに敬意を持ちつつ、楽しく協力して仕事できる関係性が健全だと思いました。

【質問】新人ならばこれをやってけ!ということは?

澤さん

  • 筋トレ!体が健康なのは大切。

村上さん

  • 今いる場所で期待されていることの100%以上のことを出せるように動くこと。

戸倉さん

  • 所属書式の人やテクノロジーに興味を持つこと。
    • 役員やキーパーソンの名前を覚えることは人への興味の現れ。
  • 日記をつけておくこと。ふりかえりのために。

【質問】言語化能力を鍛える方法

皆さん共通して仰ってたのは Twitter!!140字以内に収めるのって、何気に大変なんですよねw自分も言語化能力向上を意識して使っていきたいと思いました!

澤さん

  • ツイートするにも食事の写真だけ等でなく、なぜこれを選んだかなどを書くと良い。
  • 音声メディア(Stand.fm、Voicyなど)で話すことも言語化能力を鍛えられる。

戸倉さん

  • ツイート内容への反応から伝え方の良しあしを確認をする。
  • レスポンスをスピーディーにすることにも意識する。

【質問】影響を受けた本は?

  • マーケターのように生きろ(戸倉さん)
  • 葉隠(澤さん)
    • 武士の生きざまが書かれており、現代にも通ずるところがある。
  • 「釈迦とバザール」「人を動かす」(村上さん)

英語の必要性

村上さん

  • 英語はもっともコスパのよいスキル。
  • 今から必死にやれば話せるレベルになる。リアルタイムに話すためには英会話が必要。

澤さん

  • 人間関係構築のためには自分で話せた方がいい。
    • 情報交換程度ならばリアルタイム翻訳でも良い。

最後に

  • 世の中を変えることに関与できる素晴らしい仕事。テクノロジーをキーワードに自分が活躍できる場を探して楽しんでもらいたい(戸倉さん)

  • 世の中を面白くする力を持っているんだと思って働いてもらいたい。色んな分野に欲張ってもらいたい。色んなところに自分の立ち位置を作ってほしい(澤さん)。

  • エンジニアには伸びしろしかない。全産業にICTが必要になる。テクノロジーの翻訳者などエンジニアのバックグラウンドになれるよう視野を広げて色々考えること(村上さん)。

まとめ

自分がどうなりたいか、どうすれば面白く生きられるか、それをアウトプットして伝えることで自分を守り世の中をよりよくしていくことができる。ブログ書いたりツイートしていることは間違っていない、もっと鍛えるつもりで取り組みたいと思いました!!「自分はどう生きたいのか」「どうやって世の中に貢献できるか」を自分はまだ定義できていないので、日々考え、言語化を繰り返していきたいと思いました。まだまだ言語化能力を鍛えられる、自分には伸びしろがありそうでワクワクしてきました!

澤さん、村上さん、戸倉さん、貴重なお話をありがとうございました!

土曜日の午前中に開催を企画していただいた主催の方々に感謝です!