8/25(水)AWS Startup Tech Meetup Online #7 「【Day1】あつまれ!大企業/SIer 出身スタートアップエンジニア!!」に参加しましたので、レポートを書きます。
目次
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- イベントページ
- アーカイブ
- セッション概要
- 最後に
イベントページ
aws-startup-community.connpass.com
アーカイブ
セッション概要
Happy building with AWS App Runner Tori Haraさん
App Runnerとは?
- WebアプリやAPIサービスなどステートレスサービスを、非常に高い抽象度でシンプルな体験で実行できるサービス。
- マネジドロードバランサを持っており、エンドユーザーはこのLBにアクセスする。
- Auto Scaling対応。
- デフォルトでブルーグリーンデプロイを行う。
- LBの向き先も自動で変えてくれる。
- アプリケーションログは標準設定で、CloudWatch Logsに送信される。
- App Runnerはアプリケーション部分のみがユーザの責任範囲となる。それより下はAWS側の責任範囲。
- ビジネスにフォーカスしたいスタートアップにとっては、責任分界点を上げることはコスト削減の観点で重要。
Progate から「創れる人」は生み出せるのか? 島津 真人さん
創れる人とは?
- 解きたい課題があるとき、手を動かして解き進めることができる人。
最短で創れる人になれるよう「知の高速道路」を整備したい。
- 基礎的なプログラミングを躓きなく体験できる環境を作りたい。
- 初心者向けには躓きなくできるが、そこから先を広げたい。
- そのためにはプログラミング以外の要素を経験できる環境も必要(鋭意制作中)
- 環境構築
- エラー分析
- デバッグ
- 問題の分割 など
- そのためにはプログラミング以外の要素を経験できる環境も必要(鋭意制作中)
新卒2年目、何も分からず始めたスタートアップでやってきたこと 鈴鹿 優太さん
- 突如見知らぬ大学生からDMが来た。出会って1時間で一緒に起業を決意した。
- いろいろやって気が付いたら、CTOをやりつつUIデザイン・エンジニア・PdMをやっていた。
- プロダクトしてのコンセプト、作りたい世界観を考えるようになった。
- 大切なのは作りたい世界観。それを映像でイメージできるように。
- 経理労務まわりもやりつつコラボレーションしやすい組織を作る。
SaaSのプロダクトを飛躍させるSIerの仕事術 渋谷 和暁さん
SIerでもSaaSでも本質的なスキルセットは同じ
- いかに課題を見つけることができるか。
- ユーザの課題をどう解決するか。誰でも分かるように書くことはすべての基本。
- ドキュメントの内容をどう構築するか。アーキテクチャの考えはどんなシステムでも普遍的。
- タイミングや目的は違えど合意を取る行為は変わらない。細かいコミュニケーションはいつでも大切。
- テストすべき項目は決まっている。どんなシステムでもテストの勘所は変わらない。
- 「丁寧」の定義は人・組織で異なるが、丁寧に仕事をすることはいつでもどこでも超重要。
SIerではやらなかった自己決定するスキルを身に付ける必要がある。
- スタートアップでは誰も正解を知らない。
- ユーザが仕様を判断してくれるわけではない。
- 強い気持ちで自分たちが決める必要がある。
- SIerでしなかった「自分で決断」しないとむしろダメ。
役職の変化に見るスタートアップのスピード感 岩成 達哉さん
スタートアップに向いている人
- 役職に拘らない人
- スタートアップは何でもやらないといけない。
- 責任と権限の順番は鶏と卵
- 自分ドリブンで動ける人
- 当事者意識がある人
- 自分で問いを見つけて解決方法を考えないといけない。
- 仲間は助けてくれるが引っ張らないと会社の成長に置いていかれる。
- アンラーニングできる人
- フェーズの違いで必要とされるものは異なる。
- 自分より出来る人がいたら代わるべき。そうならないように必死で成長する。
- 謙虚さと新しいことに挑戦する気概。
最後に
重大なビジネスにおける決断の最適解を見つけ、事業を推進することは、普通の企業だと役職者にならないと経験できないことだと思います。 その苦労とプレッシャーは並大抵ではないと思いますが、自分が情熱を注げるミッションであればその分やりがいを感じられそうと思いました。 今の自分がスタートアップ企業で働くことは想像できませんが、少し興味が湧いてきました。
スタートアップ企業でなくても、仕事に取り組むためのマインドを多くアウトプットしていただき、とても刺激になる会でした。 来週にはDay2があるため、また参加したいです。