2/22 BPStudy#162〜アジャイルな組織のつくり方 に参加しましたので、レポートを書きます。
目次
イベントページ
第1部 BPStudyラジオスペシャル〜アジャイルな組織のつくり方
チームを機能させるために、今までで高い効果を感じたアジャイル開発のプラクティス
ふりかえりとナレッジを残すことで大抵のことは上手くいく。
- 過去に失敗した課題がわかるので、前向きな議論ができる。
- デジタルの上で行動する。あとで検索できるように。
- 可視化して議論する習慣を。
バリューストリームマッピング
書籍に描かれるような現場は多いのか?変われない原因は?
既存の日常業務の重力・バイアスが強いため。それを壊せないと変われない。
- それを壊すためには、ビジョンを明確に、臨場感のあるゴール、問題に合意する、因果関係を明らかにする。
- 変化するにはゆとりの時間、考える時間が必要。
- 余白のマネジメント。余白のための仕組みづくりを。
思考停止、行動停止、1人で何とかしようとしすぎ(させようとしすぎ)
- 古い価値観に縛られすぎている。
- ミスすることを責めることで、その人を思考停止と行動停止に追い込む。
- 1人でなんとかしない、なんとかさせようとしないこと。
- 問題提起をした人だけに問題を押し付けないこと。
- モブワークにすることで属人化を防ぐことができる。意見を出しやすくなる。
まとめ
変化を楽しむ。今までと違うことをしてみる。見方を変えてみる(沢渡さん)。
- 変化を楽しめる人がこれからは強いと思う。
- 変化を楽しめるファンを増やす。
感謝、共感を口に出して言うことが大事。自信を持たせることが大事(新井さん)。
第2部 LT大会
ここアジャ で紹介されているふりかえりを見てみよう 森一樹さん(@viva_tweet_x)
資料
タイムライン
- 時系列順、イベント別に出来事を並べる。思いついたところから大まかに。
- 出来事は事実と感情を合わせて書く。
みんなで共有して掘り下げる。
- チームの共通認識を作ることができる。
感情グラフ
- 感情の高低をグラフにする。
- チームの変化や何にモチベーションを感じているかなどを共有できる。
- チームをメタ認知できる。
- お互いの相互理解に使える。
チームストーリー(未来)
- 未来のありたい姿、なりたい姿を共有する。
- なりたい姿への現在地、そのギャップ、ギャップの打破策、なりたい姿への加速装置を書いて共有する。
- 未来志向になる。チームの軌道修正がしやすくなる。
最後に
沢渡さんと新井さんのセッションは、2/19のデブサミでも聴講しましたが、2/19のセッションとは少し違ったお話を聴くことができました。
1人で何とかしようとしないで、チームで成果を出して変化を楽しめるようになること、大事だなと思いました。 一担当者だけが問題に対応して他の人は手を出さない文化は不健全ですし、属人化の要因になりかねません。 チームの共通認識を作って未来志向に進んでいけるようになれば、チームみんなで問題を受け止められるようになり、より良い成果を出せるようになると思います。 少なくとも社内のメンバーは敵ではなく味方。共感者を増やし、思考停止に陥らず、身近なところから少しずつ変えていきたいと思いました。
今回も貴重なお話ありがとうございました!!