amareloのブログ(仮)

IT系勉強会で感じた想いや知見をメインに書いていきます。

Cloudflare Meetup Tokyo Kick Off !! 参加レポート

はじめに

4/25、「Cloudflare Meetup Tokyo Kick Off !!」に参加しましたので、レポートを書きます。

はじめてのCloudflareの勉強会、ワクワクしながら参加しました。

cfm-cts.connpass.com

はじめてのCloudflare 高速化とセキュリティの両方を行うために Cloudflareエバンジェリスト 亀田治伸さん

資料

公開されたらURLを追記します。

概要

  • Cloudflareのビジョン
    • インターネットの高速化とセキュリティの維持
    • 安全性、信頼性とパフォーマンス、高速性の両立
  • 世界のインターネットトラフィックの全体20%を支える。
    • 分散エッジデータセンタで様々な処理をしている。
  • Cloudflareはキャッシュを使わなくてもCloudflareを通す。
    • HTTPS
    • L3/L4
      • エニーキャストルーティング
      • インターネット上の輻輳遅延を回避している。
    • SaaS
      • クライアント常駐アプリが通信を保護
      • 不正なドメインへのアクセス回避

所感

「Cloudflareという企業、サービスを初めて知ることができた!」そう感じたセッションでした。 特に、インターネットを安全なものにというCloudflareのビジョンには共感するばかりでした。ユーザを大事にしてサービスを良くしようという思想にも驚きました。

インターネットが出て20年以上、生活は便利になったと思いますが、一方でサイバー攻撃には悩まされるばかりです。 それを懸念してインターネット、クラウドサービスを使うことに臆病になる人は多いはず。 こういった人たちに貢献しているんだと思い、一気に好印象を持ちました!

CloudflareのPages/Workersとは? 森茂洋さん

資料

speakerdeck.com

概要

  • Cloudflare Workers

    • エッジ環境で動作するWebAPIをデプロイできる。
    • オリジンサーバに近いエッジでレスポンスを返す。
    • JavaScriptで動作する。コールドスタートは0ミリsecと言われている。
    • Workers KV,R2などのデータストレージと連携
  • Cloudflare Pages

    • GIt ベースのデプロイワークフローを持つ
    • Jamstackサイトを構築し、Cloudflare のCDNホスティング
    • Pages Functions
      • フロントエンド開発者のためのフルスタックプラットフォーム

所感

今回、Cloudflareにはどんなサービスがあるのか、ハンズオンで使うサービスは何か、まったく知らない状態で参加しましたので、 ハンズオンで使うサービスを話していただけたことには本当に感謝です。ハンズオンが楽しみになりました。

作ったサーバレスWebアプリケーションを手早く公開するのに、とても便利なサービスだと思いました。 自分はWebアプリケーションをまともに作ったことはありませんが、この2つのサービスを使って簡単なものでもWebアプリケーションを公開してみたい、チャレンジしてみたいと思いました。

あの頃数百自治体のコロナワクチン 予約フォームを救ったWaiting Roomの運用 武田可帆里さん

資料

speakerdeck.com

概要

  • Logoフォームについて
    • 自治体が、簡単にノーコード、ローコードで電子申請などをできるサービス
    • リリース当初からCloudflareを導入
  • リリース後に出てきたコロナワクチン予約
    • Logoフォームの問い合わせが殺到した。
    • クラスメソッドさんがCloudflare Waiting Roomを無償提供
  • Waiting Roomとは?
    • デジタル待合室を用意し、順番が来たら自動的にフォームに遷移する。
    • キャッシュをユニークユーザとして認識する。
    • Cloudflare内で設定された待ち行列アルゴリズムで待ち時間を予測する。
  • 困ったことと工夫したこと
    • 同時アクセス時の時間
      • 導入した自治体から実績をとって事例を説明した。
    • 設定値の最適地がわからず異常な待ち時間で不満につながるリスク
      • サーバの負荷をみながら最適値を見つけた。
    • 予約の不公平さが発生
      • 予約を開始した時点で待合室を有効に。
    • APIを経由してSlackで待合室発動と行列に並んだ人数を通知

所感

アクセス集中するフォームへの待ち行列を作ることができるサービスを知らなかったので、Waiting Roomはとても面白いサービスだなと思いました。

アクセス集中していてもちゃんとつながっていて順番になったら案内されることが分かる、それだけでもユーザとしてはとても安心感があると思います。 面白いサービスと思ったと同時に、ユーザにやさしいサービスだなぁと思いました。

お話しいただいた通り、実際に導入すると運用するのは大変だと思いますが、Waiting Roomのイメージを掴むことができてとても良いセッションでした!!

ハンズオン 新居田晃史さん

以下の手順を基に実施しました(アカウントは、勉強会参加前に事前に作成しました)。

①Cloudflareアカウント新規登録

zenn.dev

② Cloudflare 開発ツール Wranglerの設定

zenn.dev

③Cloudflare Workers と KV でTodoListアプリを作る

zenn.dev

完全にはじめて使うサービス、ドキドキしながらハンズオンに臨みました。この感覚すごく良いです♪

Cloudflareの操作に慣れてないためか手間取り、時間内にハンズオンが終了しませんでした。早く完走したかったので、帰宅後寝る前に続きをやって無事終了しました。 WorkersとPages、KVについて全体感を知ることができましたが、復習のためにも時間を空けてもう一度ハンズオンをやってみようと思います。自分なりのカスタマイズもできないかを考えながら。

亀田さんが執筆したZennの記事は上記2,3以外にも公開されていましたので、そちらも読んで実践してみようと思いました。

最後に

Cloudflareについてはほとんど知識がない状態での参加でしたが、企業としてのCloudflare、サービスとしてのCloudflareについて少しでも知ることができ、 両側面からもっとCloudflareを知りたいと思えました。とても楽しく学びの多い勉強会でした。

まだまだ知らないことばかりなので、今後のCloudflareの勉強会にも積極的に参加していきたいです。