amareloのブログ(仮)

IT系勉強会で感じた想いや知見をメインに書いていきます。

JAWS-UG朝会 #33 参加レポート

5/10 JAWS-UG朝会 #33 の参加レポートです。今回は久々に登壇もしました(自分の登壇については別途書けたら書きます)。他の登壇者の方々のお話についてレポートを書きます。

目次

イベントページ

jawsug-asa.connpass.com

セッション

セッション② RDSがIPv6をサポートしたため調査・検証してみた  クラスメソッド株式会社 たかくにさん

LTに至った経緯

  • RDSでIPv6をサポートした。
  • パブリックアクセスの設定値について気になった。
    • IPv6はパブリックIPだけど有効化するの?
  • アクセス経路について
    • インターネットを経由しない構成を取るにはどうすればいいのか?

RDSパブリックアクセスについて調査してみた

  • Auroraはサポートしていない。
  • IPv6のみのRDSはサポートされていない(デュアルスタックモード必須)
  • 旧世代インスタンスはサポートされていない。
  • インスタンスタイプ・DBエンジンバージョンごとにサポート状況が異なる。
  • パブリックアクセスとIPv6サポートはどちらかのみ有効化可能。
    • パブリックアクセス有効かつデュアルスタックモードで起動するとエラーになる。
  • 設定変更時はダウンタイムが発生する可能性がある。
    • 入念な検証が必要。

資料

※公開されたら追記します。

LT① DataSyncの構築/運用時に気づいたこと クラスメソッド株式会社 あしさん

AWS DataSyncとは?

  • オンプレミスからAWSストレージサービス、またはストレージサービス間のデータ転送を簡単に実行できるサービス
    • 高速データ転送
    • 簡単な操作性
    • セキュアで高信頼な通信
    • 低コスト

類似サービスとの使い分け

  • DataSync
    • オンラインで大量ファイルを移動
  • Snowball Edge
    • オフラインで大量のファイルを移動
  • Storage Gateway

運用してみてわかったこと

  • タスク実行が失敗しても通知されないことがある。
  • タスクの成功で通知させるかそのままにするか?
    • 通知設定はそのままにして、エージェント異常のパターンは別途エージェントのステータスでの監視でカバーした。

資料

speakerdeck.com

LT② AWSの基礎を学ぼうで学んだ9種類のDBを勝手にふりかえる 98lerrさん

RDB

  • RDS・Aurora
    • 最近はRDS Custom、Aurora Serverless v2も登場
    • RDBを使いたいならばこれ。

Key Value Store

  • DynamoDB
    • プライマリキーのあるJSON風のデータ
    • 2018年以降はオンデマンドモードが利用可能
  • DocumentDB
    • MongoDB互換
    • 任意のキーで検索するのに強い
  • Keyspaces
  • ElastiCache
    • インメモリの高速キーバリューストア
    • 一時保存(キャッシュ)前提
  • MemoryDB
    • 高耐久性とバックアップリストアを備えたRedis

その他

  • Neptune
    • グラフDB
    • RDBのリレーションで対応しきれない複雑な関係を扱える。
  • Timestream
    • 時系列データに特化したDB
    • 時間に特化
  • QLDB
    • 意図しない変更がないことを保証する台帳DB

資料

speakerdeck.com

LT③ 秒でできるコスト異常検出(Cost Anomaly Detection) emiさん

  • 機械学習を使用してコストをモニタリングし、突発的な利用料増加など普段発生しない異常な支出を検出する機能
  • Budgetsとの違い
    • Budgetsは予め設定した予算額に対し、累積利用料金がしきい値を超えた場合に通知する。
  • 請求書が来る月末より前に異常な料金増加に気付くことができる。

①コスト異常検出側の機械学習で検出される異常値

  • コスト異常検出は、アカウントの平均利用料金や利用状況を見ているため、いつ異常値として検出されるのかはユーザは意識しない。
    • 突発的にS3の利用料金が増えた
    • 普段使っていないリージョンで利用料金が発生した等

②通知するためのしきい値設定

  • 検出された異常値を通知するかは、ユーザ側で通知のしきい値を設定できる。
    • 突発的な利用料が増えても、別途設定するしきい値を超えたら通知する。
  • Chatbotを利用したSlack通知も可能

資料

speakerdeck.com

最後に

データベースのお話が2つあったので、データベース勉強中の自分には刺さる内容でした。今なおデータベース何もわかっていないので、勉強の速度を速めたくなりました。 98lerrさんのグラレコでの表現は分かりやすかったです。自分は絵が苦手なので、絵で表現できる人はホント素晴らしいと思います!!そういえば、「AWSの基礎を学ぼう」にも何度も参加してきたのに、アウトプットを一度もしていないことに気付きました。自分の登壇でアウトプット大事と言っておきながら、まだまだだなと反省しました(汗)

コスト異常検出については自分も分かっていなかったので、勉強も兼ねて設定しようと思いました。個人でライトな利用だと検出しづらそうではありますが、個人アカウントで色々やるようになりましたし、意図せず笑えないことが起こらないように予防設定しておきます!!

以上です!自分の登壇については別途書けたら書こうと思います。