amareloのブログ(仮)

IT系勉強会で感じた想いや知見をメインに書いていきます。

ARPとGratious ARPについて(ネットワークスペシャリスト勉強自分メモ)

ネットワークスペシャリスト試験(4/18)まであと3週間。 今更ながらようやく勉強にスイッチが入り、急ピッチで猛勉強を進めています。 ただ書籍読んだり過去問読むだけではなく、改めて勉強になったことを自分メモとして書いていこうと思います。 まずはARPとGratious ARPについて書きます。

目次

参考図書とサイト

参考図書は下記の通りですが、これから自分が書く内容には認識不足があるかもしれません。誤りや不足などありましたらご指摘ください。

ARP(Address Resoluton Protocol)について

ARPとは

ARPの仕組み

  • 送信先ホストのIPアドレスを元に、最初にARP要求をブロードキャストする。
    • 送信元ホストと同セグメントのPCやルータが受信し、該当するホストがMACアドレスを返す。
  • ARP要求を送信したホストは、取得したMACアドレスIPアドレスARPテーブルに数分間キャッシュ(ARPキャッシュ)する。
  • ARP要求を受けたホストも、ARP要求送信元のIPアドレスMACアドレスを一定期間キャッシュする。
    • 毎回同じような通信を送っていたら、無駄なトラフィックが増加するため。
    • こうすることでARPパケットがネットワークの圧迫を防ぐ。
  • 一定期間経過するとARPキャッシュはクリアされる。
    • MACアドレスIPアドレスの関係性が変わっても正しくパケットを送れるようにするため。
      • NICを交換したり、端末を別ネットワークセグメントに移動させた時に通信できるようにするため。

IPアドレスMACアドレスが両方必要な理由

たとえば、ホストAからホストBにデータを送りたい場合で、ホストAのセグメントとホストBのセグメントが違う場合、間にルータが挟まります。 IPアドレスを知っていても違うネットワークセグメントにデータを送るため、目的地に経由するためのルータの位置情報を知るべくMACアドレスが必要となります。

Gratious ARP(GARP)について

GARPとは

なぜGARPが必要?

普通ならば、自分自身のMACアドレスを知っているはずですが、以下の用途で使います。

  • 重複IPアドレスの検知
  • ネットワーク機器の切り替わりが発生した時のARPキャッシュ更新

前者は、自分のIPアドレスが他で使われていないか確認するために使います。

後者は、サーバやスイッチを冗長化して仮想IPアドレスを共有しているネットワーク構成で、 主系から待機系に切り替わった時に使われます。 サーバが切り替わると仮想IPアドレスが変わらなくてもMACアドレスは変わりますので、 ARPキャッシュを更新しないと切り替わり後のサーバに通信できなくなってしまいます。

最後に

書籍を複数冊読むと、片方に書いていてもう片方に書いていないことがあり、相互に補完しながら知識を身に付けられると思いました! 1冊に集中するのも良いですが、同じ内容の本は2冊不要ってことはないですね。今更ながら気づきました。

自分の言葉に置き換えて書くのも大事だと思いました。 まだまだ書籍の内容を基に書いている部分があるものの、自分が理解して人に説明できるようにするための練習になって良いかなと思いました。

次もネスペの勉強で学んだことを書いていこうと思います。